コーヒーを楽しむために知っておきたい3つの水の知識について
コーヒーの主成分は何かわかりますか?
もちろん、「水」です。
コーヒーの99%を構成していると言われていますね。
そんな水にも成分によって種類があり、
水の種類によって淹れるコーヒーの味も変わってきます。
今回は、
1.水の種類について
2.日本の水はどうなのか?海外の水はどうなのか?
3.水の種類によってコーヒーの味がどう変わるのか
について紹介していきたいと思います。
1.水の種類について
水の中の含まれているマグネシウムとカルシウムの量を表したものが「硬度」です。
硬度と水の名称の分類との関係は、以下のようになります。
水の分類 | 軟質 | 硬質 |
硬度 | 0~120mg/l 未満 | 120mg/l 以上 |
つまり、マグネシウムやカルシウムが多いものが硬質、
少ないものが軟質ということですね。
一般的に軟水は口当たりが軽く癖のない味、
硬水はマグネシウムが多いほど重さや飲みごたえを感じる味だと言われています。
2.日本の水はどうなのか?海外の水はどうなのか?
日本の水道水や、国産の水はほとんどが軟質です。
一方、クリスタルガイザーやボルヴィック等の欧米の水は
硬質のものが多くを占めます。
実際に飲み比べてみると、日本の水はクセがなくサラッとした印象で
海外の水は独特の風味を感じることができます。
3.水の種類によってコーヒーの味がどう変わるのか
それではコーヒーを淹れるにあたって、
水の硬度によってコーヒーの味にどう影響していくかについてですが、
酸味・甘味を引き出すには軟質
苦味を引き出すには硬質
が適していると言われています。
軟質の水はすっきりしているため、繊細な酸味や甘味を引き出しやすいのです。
一方硬質の水は、重みと苦さが合わさり、より苦さを引き出すことができます。
今回は、水の硬度とコーヒーの関係について紹介していきました。
同じ水でも硬度で味が変わるって面白いですよね。
手軽に試すことができるので、飲み比べてみてはいかがでしょうか。
それでは、楽しいコーヒーライフを!