何が違う？どうやって作られる？カフェインレスコーヒーについて
あなたは、カフェインレスコーヒーをご存知ですか？
カフェインレスコーヒーの名前は聞いたことあるけど、
いったい何が違うのか分からない、
どんな種類があるのか分からないという方も多いと思います。
ということで今回は、
カフェインレスコーヒーの気になる色々な知識について紹介していきたいと思います！
・普通のコーヒーと何が違うの？
カフェインレスコーヒーとは、カフェインがほとんど含まれていないコーヒーのことです。
厳密に言うとゼロでは無いんです。
カフェインが全く含まれていないコーヒーは、ノンカフェインコーヒーといいます。
・カフェインが無いと何が良いの？
カフェインを妊婦さんが大量に摂取すると死産のリスクが上がり、
胎児の発育を阻害する可能性があるといわれています
ノンカフェインコーヒーであれば、カフェインがほとんど含まれていないため
妊婦さんも胎児の悪影響を心配することなくコーヒーを楽しむことができるんです！
加えて、カフェインには興奮作用があるため
寝る直前に飲むと睡眠の質が悪くなると言われています。
ノンカフェインコーヒーであれば、寝る直前に飲んでも睡眠にほとんど影響はありません。
むしろ、寝る前に体を温めることができるので質の高い睡眠をとることができるんです。
・妊婦さんはコーヒー飲んじゃダメなの？
先ほど、カフェインは胎児に悪影響があると説明しましたが、
悪影響が出るのは大量に摂取した場合で、
適量であれば胎児への悪影響は無いと言われています。
実際に、イギリスでは1日200mgまで、アメリカ・カナダでは1日300mgであれば
カフェインを摂取しても問題無いと定義されています。
妊婦さんはコーヒーを飲んではいけないというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、
胎児の具体的な影響についてはまだわかっていないことも多く
コーヒーを我慢するストレスのほうが悪影響だとも言われています。
・どうやってカフェインを取り除くの？
カフェインレスコーヒーのカフェインの除去方法についてですが、
主に下記の3つの方法があります。
・有機溶媒を用いる方法
・水を使用する方法
・二酸化炭素を使用する方法
それぞれの方法について紹介していきます。
・有機溶媒を用いたカフェイン除去方法
1つ目は、ジクロロメタン等を用いた除去方法です。
有機溶剤抽出法、ケミカルメソッドと呼ばれ、世界で最初に発明されたカフェイン方法です。
この方法では、蒸気で膨潤させたコーヒー生豆を抽出槽に充填させ、
その中に有機溶媒を通すことでカフェインを抽出します。
安価で行える除去方法ですが、他の成分の損失が多い上に
有機溶剤を用いるということが安全面で不安感を与えてしまうという欠点があります。
・水を用いたカフェイン除去方法
2つ目の方法は、水を用いた方法です。
水抽出法、ウォーター・メソッド、スイス式水抽出法等と呼ばれます。
焙煎前の生豆の状態で、水に浸すことでカフェインを取り除きます。
有機溶媒を用いた方法に比べ安全かつ安価で行うことができますが、
やはりカフェインと一緒に香りやうまみ成分も抜けてしまうというデメリットがあります。
・二酸化炭素を用いたカフェイン除去方法
3つ目の方法は、二酸化炭素を用いた除去方法です。
超臨界二酸化炭素抽出法と呼ばれます。
二酸化炭素に一定以上の圧力と温度を加えることで、気体と液体の両方の性質を兼ね備えた、超臨界流体と呼ばれる状態に変化させ、その二酸化炭素を用いてカフェインを抽出除去するという方法です。
もっとも優れたカフェイン除去方法だと言われていますが、
設備を整えるのが非常に難しく、コストも高い方法です。
ということでカフェインレスコーヒーについてまとめてみました。
そんな私も先日、水抽出法のカフェインレスコーヒーを購入しました。
実際に飲んでみると、思っていたよりしっかりを味を感じることができましたし、
コクが無いというか、すっきりとしたコーヒーだなという印象でした。
あなたも、寝る前のカフェインレスコーヒーいかがですか？
それでは、楽しいコーヒーライフを！